予防医療・ヘルスケア領域のスタートアップ、株式会社ウェルネス(東京都港区、代表取締役医師:中田航太郎、以下当社)は、プレシリーズAラウンドにて約6,500万円の資金調達を実施しました。引受先は医療機関向けDX支援事業ならびに福利厚生事業を展開する株式会社ピカパカ(東京証券取引所プライム市場上場企業:株式会社エアトリの出資先企業)、複数の個人投資家の皆様です。今回の資金調達を含めて、累計調達額は約1億円となりました。
■今回の資金調達の狙い
現在の医療は、症状を自覚した病人を治療することにフォーカスしています。しかし、発見が遅れた癌や、搬送が遅れた心筋梗塞・脳卒中といった急性期疾患は、医療が発展した現代であってもほとんど治療することができません。奇跡的に一命を取り留めたとしても、完全に元の状態に戻ることはありません。この課題に対して当社は、病気になる前から医師との親密な関わりを持ち、定期的な検査やチャットでのやりとりをすることで、自分自身のリスクを理解した上で、日々のライフスタイルの改善を図れる日本初のサービス「Wellness」を提供することで、課題解決へアプローチしています。今回調達した資金は、より多くの方に予防医療や生活改善プログラムを受けていただけるように、製品開発・運用及び採用へ投資予定です。
■出資者からのコメント
株式会社ピカパカ 代表取締役 原 基記氏
サービスのパーソナライズ化が進む中、ウェルネス社の展開する予防医療の領域での展開に非常に大きな成長性を感じています。当社が推進する医療機関向けDX支援事業ならびに福利厚生事業とも包括的な連携ができるものと考えており、一緒に成長できればと思っております。
エンジェル投資家 太田 大哉氏
新型コロナウイルスによる影響もあり健康意識が高まる中、ヘルスケア市場はますます拡大傾向にあります。一方で、科学に基づかないマーケティング起点のサービスが増えており、自分に本当に必要で効果のある予防・ヘルスケアの手段が分かりにくい状況となっています。このような状況で、自分をよく知るかかりつけ医から中立的に具体的なアドバイスを受けられるのは、非常に意義のあるサービスと考えております。 引き続きウェルネス社の拡大を応援していきたいと思います。