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医学生インターンチームのリーダーとして、チームづくりや業務改善に挑戦しています

2023.10.03

ヒーローイメージ

パーソナルドクターサービスを軸とした予防医療に取り組んでいるウェルネスでは、全国の医学生をインターン生として受け入れています。インターン生たちの多くは、ウェルネスの掲げる予防医療の理念に共感してジョインし、医学の知識を活かしながらサービス開発・運営を支えてくれています。今回インタビューしたのは、東北大学医学部6年生の長野満駿さん。通常の業務のみならず、リーダーとして約20名のインターンチームをまとめ、業務品質の向上やメンバーのモチベーションアップに取り組んでいます。ウェルネスでの仕事のやりがいや医療への想いについて、真摯に語ってもらいました。

予防医療に貢献できるインターンに惹かれ、迷わず応募

▼長野さんは現在、東北大学医学部医学科の6年生でいらっしゃいます。まずは、医師を志した理由について教えてください。

実は最初から医師になりたいと思ったわけではないんです。私は幼少期から人の身体に興味があり、高校生の頃には人体の構造や病気のメカニズムを探求したいと考えるようになり医学部を志望しました。身近に発達障害をもつ方がいたので、特に脳科学に興味があり、大学では研究者を目指したいと考えて入学しました。

しかし、大学入学後に身近な人が大きな病気になったんです。そのときに、そもそも病気にならないようにはできなかったのかと思い、予防医療の重要性を考えるようになりました。病院は病気になった人が対象ですが、予防医療の対象は全世界の人々。その人々が健康な状態を維持してQOLを向上できる予防医療の重要性を感じ、携わってみたいと思うようになりました。現在は臨床実習を経て、医療の現場で働きたいという思いが強くなり、研究者ではなく臨床医を目指して勉強しています。

▼長野さんは昨年の9月からウェルネスのインターン生としてジョインしています。どのような魅力を感じ、参加しようと思われたのですか?

きっかけは友人が「こんなインターンシップがあるよ」と紹介してくれたことです。Webサイトを見てウェルネスが予防医療サービスを手がけている会社であることを知り、迷わず応募しました。そもそも医学生を対象としたインターンシップ自体が少ない中、医学の知識を活かして予防医療に役立てられるのはまたとないチャンスだと思ったんです。ちなみにウェルネスの本社は東京ですが、作業もミーティングもフルリモートでできるので、仙台在住の私を含め全国の医学生がインターンに参加しています。

▼現在の主な業務内容を教えてください。

メインの業務はデータエントリーです。ウェルネスでは、専属のパーソナルドクターがお客様と面談を行い、健康診断の結果に基づいて健康維持・向上に向けたアドバイスを行います。このときに使う、病院からお客様が受け取った健康診断のデータを、ウェルネスのデータベースに入力するのが私たちの役割です。数値を正確に入力するだけなら、医学生でなくてもできるかもしれません。しかし、検査結果には医師の所見などの文字情報や、マイナーな検査項目なども含まれており、必要な情報を取捨選択して入力するためには、医学的な知識が欠かせません。データ入力以外にも、ウェルネスのサービスを支えるさまざまな仕事を手伝っています。たとえば、お客様の症状に合わせた病院・クリニックなどの医療機関をリサーチして提案することもそのひとつ。また、私はあまり関わっていませんが、お客様への情報提供のため医学論文をリサーチしているメンバーもいます。

チームリーダーとして自在にアイディアを発揮し、

約20名のインターン生の結束を強化

▼インターンシップの業務は、どのような点にやりがいを感じますか?

現在は約20名のインターン生の中で私が最年長ということもあり、リーダーとしてチームづくりを任せていただいています。チーム内のコミュニケーションを活性化し、業務の質を高めることができたときに、強い達成感がありますね。私も含め、多くのインターン生はリモートで働いているので、普段は直接顔を合わせることがありません。そのため、以前はコミュニケーションが少ない状態でした。せっかく「ウェルネス」に賛同した医学生が集まっているのに、これでは十分に能力を発揮できません。そこで定例のオンラインミーティングを立案・実施し、チーム全体で目標を共有できるしくみを整えました。

▼素晴らしい取り組みです。チームづくりに向けた取り組みの成果はいかがですか?

定例ミーティングを実施するようになってから、インターン生同士のチームワークは目に見えて良くなったと思います。目標と反省点を定期的に確認することで、各自が課題を見つけて改善案を提案できるようにもなりました。実際に、メンバーのアイディアでインターンチームの業務フローが改善され、業務品質の向上につながった例も少なくありません。また、年次の低いメンバーの成長を促すため、年長のインターン生がサポートする体制も整ってきています。

▼リーダーとしての取り組みの中で、特に印象的なものは何でしたか?

今年の6月に、東京でウェルネスの社員・所属ドクター・業務委託・インターン生が集まる全社ミーティングが開かれました。インターン生同士が直接会える貴重な機会だったので、私はこの日の夕方からインターン生向けの合宿を企画しました。浅草の民泊施設を借り、インターン生の半数ほどのメンバーで懇親会を兼ねた勉強会を開いたんです。地方から集まった医学生たちと、今後のサービスの方向性や医療について話し合うのは非常に有意義な時間でした。夜は銭湯に行ったり、お酒を交えながら語ったりして親交を深めることができて楽しかったですね。ウェルネスのインターン生には、アートを医療環境に活かすホスピタルアートに取り組んでいる人や、医療以外の社会経験を持つ人、研究活動やそのほかの課外活動にも取り組んでいる人など、アクティブで個性的な人材が多く集まっています。彼らと話し合うことによって良い刺激を受けましたし、いっそうチームの結束が高まったと感じています。

ウェルネスでの経験を活かし、

地域の予防医療に貢献できる医師になりたい

▼ウェルネスのインターンシップで学んだことや成長したことがあれば、教えてください。

私は中学生の頃に生徒会長を務めたことがありますが、それ以降はリーダーとしてチームをまとめるような立場に立ったことがありませんでした。しかしウェルネスでリーダーを務めるようになって、チームづくりや人を育てることの面白さをあらためて知りました。これがひとつ目の大きな収穫です。もうひとつ、成長を実感しているのは、インターンシップを通じて企業のビジネスサイドを見られたこと。全社員が共有しているコミュニケーションツールではビジネス用語がつねに飛び交っていて医学部に所属しているだけでは得られなかった新たな学びがあります。ウェルネスには医師以外にもエンジニアやデザイナーなど、さまざまな職種の方がいるため、自分の世界を広げることができたのは、ウェルネスにジョインしたおかげだと思います。

▼ウェルネスのインターンはどのような方が活躍できると思いますか?

予防医療に興味がある医学生なら、きっとやりがいをもって仕事に取り組めると思います。あとは、主体的に課題を見つけ、自分のアイディアを活かして取り組みたいというタイプの方は、特に向いていると思いますね。ベンチャー企業であるウェルネスではインターン生の裁量も大きく、一人ひとりの提案で業務フローや職場環境を変えていくチャンスがいくらでもあります。私がリーダーとして成長できたのも、この自由な環境のおかげだと思います。

▼今後は医師として働かれると思いますが、どのような医師を目指したいか教えてください。

将来は医師として予防医療に関わりたいと考えています。一例を挙げれば、総合診療医としてプライマリ・ケアに貢献すること。つまり、昔ながらの「町のかかりつけ医」のように地域に密着し、患者様やそのご家族の初期医療や健康維持に向けた啓蒙を行えるような医師になりたいです。最近はAIが急速に進化しており、医療現場にAIが導入される日も近いでしょう。だからこそ私は、機械にはない人間味をもって、親身に患者様に寄り添える医師を目指したいと考えています。ウェルネスのインターンシップで学んだリーダーシップやコミュニケーションは、きっとそこで役立つと思います。