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病気を防ぐ段階から関わっていけるのは、これまでの仕事にはなかった新たなやりがい

2023.04.03

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株式会社ウェルネスは、専属の医師が利用者一人ひとりの健康計画を立て、パーソナライズされた検査や健康行動を促して予防医療につなげる「パーソナルドクター」のサービスを提供する会社です。そこではスタッフとして、現役の医師や看護師の医療従事者のほか、医学生のインターンといった医療関係者が運営に携わっています。今回は、同社のカスタマーサクセスチーム・データエントリーチームのリーダーとして活躍する看護師・真島慶子さんのインタビューをお届けします。

看護師として現場で感じてきた想い「防ぎ得た後悔をなくす」という理念に共感

▼看護師になられた理由と、看護師としての今のお仕事内容を教えてください。

私は8歳のころに腎臓病を患って、3~4ヶ月ほど大学病院の小児科に入院したことがあるんです。治療はもちろんのこと、親と離れて寂しい思いをしていた私に、ドクターや看護師さんがすごく良くしてくれたことが印象に残っていて、自分も看護師になってその病院に恩返ししたいと思ったのが理由です 大学を卒業して看護師になり、願いどおりに同院の小児科に入職することができて2年を過ごしたあと、終末期医療に携わりたいとの思いもあって転職。現在は福岡市内の有料老人ホームの看護師として認知症ケアと終末期ケアに従事しています。日々、高齢者に関わるなかで、お一人おひとりがどのような最期を迎えたいと思っているのか、その人にとって何が最も幸せなのかを考えながら看護にあたっている毎日ですね。

▼ウェルネスとの出会いを教えてください。

縁あってウェルネスのことは以前から知っていて、「予防医学」を打ち出していることに興味を持っていました。看護師としても事業やサービスの中身に関心はあったのですが、現場の看護師の仕事を持っていましたし、そのまま見守っているに過ぎなかったんです。そんなとき、看護師のキャリアを持つ人を募集しているという告知を見て、「ぜひ話を聞きたい!」と手を挙げました。

▼ウェルネスの事業のどのような部分に興味を惹かれたのですか?

会社の理念である、「防ぎ得た後悔をなくす」というフレーズを聞いたときに、本当にそうだなと思ったのです。「こうすれば病気になる」とわかっていればやらなかったのにという思いをなくしていきたい。そのコンセプトに強く惹かれました。

▼それは真島さんが看護師として仕事をしてきたなかで、そうした患者さんに数多く出会ってきたからでしょうか?

そうですね。ご自身が前もって情報を知っていれば、この状況にはならなかった、もっと改善できる余地があったのではないか、そう感じる患者さんは多くおられました。自分の日々の体の状態が分かっていれば、食生活をもっと気をつけたかもしれないし、タバコも止めて生活習慣を変えていたかもしれません。病気になる前のサインをたくさん持っている人は世の中に多くいるにも関わらず、実際に病気になってから後悔するケースが本当に多いと感じていました。

私たち医療従事者は、基本的に病気になった人にしか関わることができず、予防行動を起こせる時期に関与するのが難しい面があります。もっと早い段階から関わっていれば、この状況になっていなかったと感じることが多々あるわけです。ウェルネスのパーソナルドクターは、そうした段階にある人の「防ぎ得た後悔をなくす」ことを実現できるサービスであり、そこに意義や魅力を感じて参画することを決めました。

看護師のスキルやノウハウを活かせる場が広くあることが分かった

▼真島さんのウェルネスでの役割や、現在の働き方を教えてください。

1日でも早くお客様に医療データをお届けできるよう、医学部の学生インターンたちとともに、カスタマーサクセスチーム内のデータエントリーチームのリーダーとして活動しています。お客様が人間ドックを受けられたデータが医療機関から送られてきたあと、ウェルネスのアプリに入力して反映するのが主な仕事で、血圧やレントゲン、採血・尿検査の数値、心電図や消化管内視鏡や腹部エコーの画像データなど、全身のあらゆる健康データを一括管理していきます。

働き方としては、福岡に在住して高齢者施設での看護師業務を週に2~3日行いながら、業務委託の形でウェルネスの仕事を受け、オンライン環境で入力業務を進めています。看護師として高齢者の方に関わっていくことも続けたいため、ふたつを両立させながら働きたいと考えたのですが、看護師のスキルやノウハウを活かせる場がほかにも広くあることがわかった点は新たな発見でした。

▼顧客満足度を上げていくために、真島さんが注力されていることを教えてください。

お客様にパーソナルデータを見ていただく中で、一見してわかりやすいものになるよう工夫やブラッシュアップを図っていくための取り組みを続けています。たとえばアプリの中では、ご自身の健康データの変遷がグラフ化されるなど、生活状況や習慣の移り変わりに伴う変化としても認識できるようになっているんです。自身の体の状態がわかりやすく「見える化」され、健康へのモチベーションを高めていってもらうことはとても大事だと思いますし、行動変容を促していくための大切なポイントになると思います。

▼仕事のやりがいはどのような点に感じていますか?

人間ドックの結果をはじめとしたパーソナルデータの入力は、ウェルネスの事業の根幹を担う仕事であるとの自負があります。お客様はこのデータをもとに行動変容を考えていくわけで、データエントリーチームの役割は予防医療の土台を築く上で重要なのです。

私たちは週に一度Web会議の場を設け、業務の進捗度合いや問題点などを話し合っているのですが、それは同時に、データエントリーチームの業務がお客様の満足度につながっていることを再認識する場でもあります。定期的に、仕事の意義をみんなで共有しながら業務を進めているんですよ。

▼チームワークも良いのですね。

私自身もそうですが、人や社会のためになる仕事をしているという想いをみんなが持っているので、雰囲気も前向きで明るいですね。お互いに感謝するマインドが自然に湧いてくる感じで、「ありがとう」が飛び交う空気感があります。仕事をしていて、そうしたつながりを感じられるのもうれしいですね。

エビデンスに基づいた正しいデータをもとに行動変容を促していくのが強み

▼あらためて看護師の立場から、ウェルネスの事業のどのような部分に意義を感じていますか?

患者さんが病気になる前の行動変容のところから関わっていけるのは、これまで看護師の仕事をしてきた中でもできなかった部分であり、私自身初めて関わっていく領域です。そして今、認知症や寝たきりの患者さんと関わることが多い中で、意思決定を自分でできることがどれだけ大事であるかを感じているんです。

自分で考え、自分で動けることがどれほど人生において重要であるかを目の当たりにする毎日です。言い換えれば自分で健康を維持し、健やかに生きていく人を増やさなければ、社会が回っていかないとも思います。元気な高齢者を増やしていくためにも、予防医療を実現するウェルネスのサービスが浸透していくことが必要だと感じます。

▼そのほか医療従事者の目線で、ウェルネスのサービスが優れていると感じる点は何かありますか?

ウェルネスでは医療論文を丁寧に集め、エビデンスに基づいた正しいデータをもとに行動変容を促していくことを重視しています。医学論文を調べる専門チームが英語論文も翻訳しながら、確かなエビデンスにもとづいた知見を蓄積しているのです。 信頼性の担保されたデータをお客様に与えることで正しい行動変容を促していくのは、代表の中田自身が医師であるからこそ浸透する文化でもあり、ウェルネスの仕組みだから実現できるものだと感じますね。

▼今後ウェルネスで実現したいことや、事業の可能性についてどう考えますか?

私自身の仕事としては、今後さらにお客様が増えていってもデータ管理の面で十分に対応していける状況をつくるのが目標です。そして正しい知識とデータから、正しい行動変容を促して病気予防につなげることで社会に貢献していけると考えています。

私は子どものころに病気をしているから、健康というものに対してすごく敏感で、大切さを実感しているんです。人は病気になってから健康の大事さに気づくことが多いだけに、後悔することにならないよう、病気になる前に皆様の意識と行動を変えていきたい。ウェルネスの理念を浸透させていくことが、お一人おひとりの真の幸せにつながると思って取り組んでいきます。